実績紹介

音楽室のある混構造の家

音楽室のある混構造の家
音楽家の奥様のグランドピアノをリビングに隣接した音楽室に配置しています。リビングとは引込建具で仕切られ、一段下がったスキップフロアになっていますが、普段は開け放ち、居間、さらにはダイニングとも一体的、開放的で変化のある室内空間となっていると思います。構造を鉄筋コンクリート造とすることで、この広い空間構成を可能としています。また遮音性、防音性にも優れ音楽室に適しています。
2階はプライベートエリアで、温かみや落ち着いた空間を創りだすために木造にし柱や梁をインテリアに活かしています。住宅に求められる要素や条件は様々ですが、プランニング等が住宅の構造種別を選定するうえで重要だと思います。
外部と内部の関わりとして、雑林風の庭の景観を取り込めるよう大きな開口部とし連続性を出す仕掛けとしてウッドデッキを設けたり、2階には屋上庭のバスコートを設け、浴室と洗面脱衣室を広々と明るい空間としています。アプローチや切妻の外観が特徴的ですが特に素焼き平板瓦の重葺きで棟飾りを設けた屋根が目に留まるようで、通り掛かられた方からご依頼に至ったことが2例になりました。
ページTOPへ